アジア

Avantium社とSCGC社、アジアにおけるFDCA・PEF市場拡大に向けて提携

Avantium社とSCGC社がバイオプラスチック事業で提携

再生可能化学素材の開発を行うオランダのAvantiumと、タイの大手総合化学企業であるSCGCは、アジアにおけるFDCAとPEFの市場拡大を加速させるために協力関係を結んだ。

FDCA(フランジカルボン酸)は幅広い植物由来の化学品やプラスチックの主要な構成要素であり、PEF(ポリエチレンフラノエート)はこのFDCAを原料とする100%植物由来でリサイクル可能なプラスチック。

急成長するアジア市場で長期的なパートナーシップを築く

アジア太平洋地域は最も急速に成長するPEF市場であり、今後も高い成長が見込まれる。すでにCO2ベースのポリマー技術でも協力関係を結んでいるAvantiumとSCGCが、急成長するバイオプラスチック市場において長期的な戦略的パートナーシップを築く。

両社はアジアにおける更なる市場拡大に向けて、国内および世界のブランドとの共同チームを結成する予定である。この取り組みはアジアにおけるFDCAおよびPET応用の市場ポテンシャル検証と更なる発展のため、そして「アジアにおける将来の大規模生産」のための基盤を整えることを意図していると両社は述べた。

さらにSCGCは「Avantiumのグリーンビジネス技術における専門性と、SCGCのアジアにおけるプレゼンスは、我々の協力関係のための強固な基盤を作り出している。このイニシアチブは、エコ・フレンドリービジネスを成長させるという当社の戦略に沿っており、かつアジア市場で急速に高まっている持続可能なプラスチックへの需要に対応するものである。」と述べた。

参考URL
https://www.sustainableplastics.com/news/avantium-scgc-prepare-ground-pef-production-asia

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